日経平均小幅高に留まる!

+18,000円

 

 今日の日経平均は小幅に上昇をしました。とはいっても、連休中の世界的な株価の上昇と為替の円安を考えると下落に近いといってもいいかもしれません。実際大引け直前では前日比マイナスになる局面もありました。

 証券優遇税制が終了すること、連日の高値で警戒感がでていることがその要因といってもいいかもしれません。前場では16,000円をこえるところもありましたが、大引け前に売られて急失速してしまい、小幅高での取引終了となってしまいました。

 先ほど述べた証券優遇税制ですが、これは株式などの証券にかかる税率がこれまで20%だったものを10%にしていたものです。税率を少し下げたので優遇という名前がついているのですが、これがこの12月で終了するので、税金があがるまえに、売っておきたいという投資家は明日までに売らないといけないということになっています。そのため、明日もこの税金対策の売りが出る可能性があります。

 この税制はなくなるのですが、証券にかかる税金で昔から問題とされている二重課税はこれからも続きます。これは、配当にかかる税金ですが、配当は企業が企業活動をして利益を出し、税金を払った後で、株主に支払われる報酬です。つまり、企業において税金を治めているのに、そのお金が株主にわたると、そこでも税金が発生するという二重課税のシステムになっていて、問題のある課税システムだということが昔から指摘されています。配当は企業が利益を出せなければ支払われないこともあります。株をもっている人はこのようなリスクを背負って持っているのです。

 この問題については何も解決していませんので、早くこの不適切な税制を変えてもらいたいものです。配当を不労所得のように言う人は大勢いますが、配当はリスクを背負っている人のみが得られる権利で、株は価値が変動するという大きなリスクを背負ってもっているものです。この株で得た資金によって企業は活動をしているのですから、決して不労所得のようなものと同等に扱っていいものではありません。国が企業の生産活動を活発にしようとしているのであれば、その源となる株式をもつ人に対して二重に課税をかけるという今の制度は大きな問題があると考えます。