関西電力の電気料金値上げに政府が待った!

一昨日のことですが、関西電力の株価が下落をしました。この要因といわれているのが、政府が関西電力の電気料金値上げについて検討をしているといった報道を嫌気したのではといわれています。値上げが出来ないと関電の業績はさらに悪くなるとして売られたというのです。

政府はこの世界的な原油安の状況で燃料費が上がるという不可解な関電の申し分を疑問視しているとの報道でした。

今回の関西電力の値上げ申請はなんと10%以上も電気料金を上げるというものです。理由は原発が停止していることで燃料費が高くなり収益がなくなっていて、会社の資産も減っているからというものです。

(値上げ理由の詳細は関西電力のホームページで公開されています)

この理由を自分も見ましたが、ちょっと無茶苦茶ではないかと感じました。というのは、原発が停止しているのは、電力会社が地震や津波を想定していなかったことによるものです。自分たちの責任を人に擦り付けるのはやめてほしいものです。想定外の規模の天災だったというのでしょうが、ビジネスの世界で想定外だからで済まされることではありません。想定をしていなかった自分の責任です。自社の工場が地震でつぶれたので値上げをしますなどという会社がいたら、その会社はただちにつぶれます。ましてや、収益が減少していることや、会社の資産が減少していることなど議論する必要もないでしょう。ビジネスに失敗すれば当然そうなることです。それを商品やサービスの価格に転嫁するなど普通の会社なら口にだすこともできないでしょう。そのような考えすらでてこないはずです。地震や津波を想定しなかった責任は自分たちが背負うものです。それで会社がつぶれるのならそれも仕方ないでしょう。ビジネスを自然を甘く見た自分たちの責任です。

値上げの理由としてかろうじてわかるのが燃料費の高騰ですが、これは会社の責任ではありませんから、これについてはだれもが納得はするでしょう。現に燃料費や材料費の高騰を理由に商品やサービスの料金が上がるというのはどこの業界でもあることです。ですが、今は世界的な原油安で燃料費は上がるところか大きく下落をしています。なんとピーク時の半値以下なのです。これで燃料費が高騰しているなど何を言っているのかわかりません。政府が待ったをかけるのも当たり前でしょう。電気料金は値上げするどころか値下げをしても不思議ではありません。

ですが、おそらく電気料金は値上げされるでしょう。関西電力が申請している10%アップではなく5%アップぐらいではないかと思います。

こうなってしまうのも、電力会社が一つしかないからです。選べないのです。早く電力会社を複数にしましょう。そうすれば、こんな不思議な電気料金の値上げもなくなります。競合他社がいるなかで、こんな理由で値上げをしていては間違いなく利用者はいなくなります。独占企業だからこそ、こんなことが堂々といえるのです。電力事業は別に特殊な会社でないと出来ないわけではありません。現にソフトバンクなどは大規模ソーラー発電事業といったものを展開しようとしています。

企業はどこも責任を持って仕事をしています。天災であろうがなんであろうが、ビジネスに失敗すれば自分の収入はなくなり、会社もなくなるのが当たり前です。想定してないことがおきて収入が減少し、会社の資産が減少しているので値上げをしますなど言えるようなことではありません。

公営に近い鉄道業界などでも事故がおきて、自社の収益が減り資産が減ったので料金を上げるなどというようなことは聞いたことがありません。そんなことを言ったらたちどころにつぶれるでしょう。それが自社の責任ではない場合でも。

日本の電力料金は世界で最も高い水準です。それをさらに10%値上げをすると言っているのです。毎月1万円の電気料金なら毎月千円の負担増、一年で1万2千円、10年で12万円の負担増となります。こんな値上げ申請は却下になればいいと思うのですがそうならないでしょう、なにしろ独占企業ですから。